House

牛田新町の家

牛田新町の家

牛田新町の家

牛田新町の家

牛田新町の家

牛田新町の家

牛田新町の家

牛田新町の家

牛田新町の家

牛田新町の家

牛田新町の家

牛田新町の家

牛田新町の家

所在地 広島県広島市東区牛田新町
主体構造 木造
階数 2階建
敷地面積 179.20㎡(54.21坪)
建築面積 90.40㎡(27.35坪)
延床面積 140.03㎡(42.36坪)
コメント 敷地は傾斜地を開発し続けてて出来上がった住宅街にある。当住宅も南側道路面に対し10m以上も高低差のある崖地の上での計画となる。住宅地特有の隣地とのプライバシーの確保のため、ファサードは閉じ気味に計画するが、北側玄関を入った時に明るさや開放感が欲しいとの要望に応えるため、わずか1坪の坪庭を配置する事とした。住宅において庭の存在は大切である。この坪庭は密接した住宅地の環境において、ほんの少し心を開放できる空間として機能し、無駄を省き玄関を小さくしていく近年の傾向に対していわば贅沢といえるかもしれない。しかしあえてもうける事で従来、日本家屋や町屋にあった豊かな屋外空間とのつながりと同義の存在となる。ほのかな明るさと反面、LDKは南側崖地に面しており開口部を存分に計画し、吹抜けも合わせる事で開放性抜群な空間に仕上げている。断熱性にも配慮する事で開放性に伴う住み心地のデメリットにも対策をしている。南側崖地は大きなヴォイド状になっているため、窓から見える景色は不思議と現実感が薄まっている感覚がある。インナーガレージや家事動線、適度な収納等、施主の要望は多岐に渡ったが、それらをすべて実現しながら暮らしに必要な環境を提供する事ができたのは、ひとえに施主との密接な打合せの積み重ねによる賜物である。

Other Works

トップに戻る