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城之堀の家

広島県・山口県を中心に家づくりをサポートする「T.N.A」の 作品（詳細）ページです。
T.N.Aが携わらせていただいた作品の敷地面積、延床面積、竣工・施工の時期、構造設計などの詳細を掲載しています。

作品紹介（詳細）

敷地は住宅が建ち並ぶありふれた環境であるが、東側に建ち並ぶ住宅は敷地側に密接しており、西側も隣地所有者の通路となっているため東西面へのプライバシー確保が必要となる。110坪を超える敷地条件から平屋建て住宅を計画していくが、プライバシー確保や室内への日照確保の点から中庭形式を採用する。コの字型の建物間取りは道路側にＬＤＫや和室といったパブリックスペース、奥側に寝室、子供部屋を配置し、その間を水廻りでつなぐ形とした。結果生まれる中庭はＬＤＫに十分な採光、通風をもたらし、外部環境を気にしない開放的な「外」を獲得する。また玄関からキッチン→パントリー→洗面室を隣接しつなげる事で家事への負担軽減となる動線を実現している。３帖三つの子供部屋はコンパクトであるが、代わりに廊下を広く取りフリースペースとする事で、閉じこもることなくまた、空間を無駄なく家族とのつながりが生まれるようにした。子供がお家を縦横無尽に駆け巡り、中庭で遊ぶ姿を想像するだけで、この間取りの価値は見いだせると思う。

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