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八本松の家

広島県・山口県を中心に家づくりをサポートする「T.N.A」の 作品（詳細）ページです。
T.N.Aが携わらせていただいた作品の敷地面積、延床面積、竣工・施工の時期、構造設計などの詳細を掲載しています。

作品紹介（詳細）

東広島市の郊外にて開発された、造成地の一画での二階建住宅の計画である。敷地三方を住宅が囲う状況であるが、南面は敷地より下がって田んぼと隣接しており、日当たり、開放性に恵まれている。建物はシンプルな箱型を基本とし、隣接する住宅や道路面に対しては閉じる事でプライバシーの確保を計ると共に箱としてのボリューム感を象徴させる事にしている。一方で開放的な南面には3ｍ×2.4ｍのフルオープンサッシを採用し、その恩恵を存分に受け入れるように計画した。シンプルな空間の中でこの大きな開口部がこの住宅の暮らし方を決定づける。ＬＤＫがあり、和室があり、個室があるといったいわゆる現代の常識的な間取りの暮らし方の中でこの開口部の存在は、外とのつながりを促し、住まい手に他にはないこの敷地ならではの環境を意識させる。結果この場所ならではの暮らし方が生まれるはずである。住宅において開口部の計画が及ぼす影響の大きさを示した事例である。

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