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薬師ヶ丘の家

広島県・山口県を中心に家づくりをサポートする「T.N.A」の 作品（詳細）ページです。
T.N.Aが携わらせていただいた作品の敷地面積、延床面積、竣工・施工の時期、構造設計などの詳細を掲載しています。

作品紹介（詳細）

敷地は広島市郊外のベッドタウンで区画整理事業によって造成された団地の一画である。本来70坪程の敷地を二分割によって販売された土地は35坪程であり、決して広いとは言えない大きさである。施主とともに土地探しから始まった家づくりは様々な苦労があり、その中で見つけた思入れのある敷地であった。課題は限られた敷地の広さ、南側道路によるプライバシーへの配慮をしながらいかに自然豊かに開放的な暮らしを実現するかにある。計画ではまず敷地に入る最大限のボリュームを確保し、思い切って南側面は大きな開口部を付けず、ＬＤＫを北側へ配置した。その上でリビング上部にロフトまでつながる大きな吹抜けを設け、吹抜け南面にテラスを配置し、家の真ん中に自然光を導くようにしている。結果として道路や近隣からのプライバシーを確立しつつ、光や風を存分に採り入れた開放的な空間を実現することができた。さらに敷地北側の高低差を利用して北側に大開口サッシを用い、素晴らしい眺望を愉しめるように配慮している。光、風、吹抜け、そして素晴らしい眺望がある暮らしは、ありきたりな団地の敷地条件を打ち破り、自然と一体になった気もち良い暮らしを約束させる事となる。

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