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2025.6.11 中庭の勧め

2025.6.11 中庭の勧め

中国地方もいよいよ梅雨入りしました。連日の雨でどこか気分もすっきりしませんが、思えば小さな頃は雨が降れば長靴を履いて水たまりに入ったり、縁側に寝そべって雨音を聞いていたりと、意外と楽しんでいた自分を思い出しました。子供の頃は多感な感性と好奇心で満たされていたのに、年を重ねるごとにそういったものが少なくなっているのかなあと感じます。という事で雨をもっと楽しんでいこうと思います。(笑)

さて今日は中庭について軽くお話しします。家づくりを始める方の中でも中庭に憧れる方は多く、実際自分の作品でも中庭は多いです。僕の場合は敷地の状況や住まい手の思いから勝手に中庭をつくる場合が多いですが、それだけ中庭は現代の住宅事情には求められるものかと思っています。

2025.6.11 中庭の勧め

写真は海老園の家です。40坪の敷地ですが、隣接する道路は人通りの多い場所なので8帖程の中庭を設けています。道路からドアを開けると中庭に繋がり、先にあるドアから中に入る動線になっています。プライバシー確保のための対策ですが、気軽に洗濯物を干せたり、ここでBBQもできますし、ワンちゃんを放すこともできるので多様な機能を生み出しています。

2025.6.11 中庭の勧め

 

お次は熊野町で作った平屋住宅です。写真右手には庭があるのでこちらはプライバシー対策ではなく、空間に多様性を生み出すためと、光、風を取り込む目的、後はLDK空間を広く感じるために配置しています。口の字型の中庭が動線や距離感を調整しています。口の字型の中庭は素敵なのですが、間取り上どうしても床面積が大きくなってしまう、つまり無駄な空間ができてしまうので注意が必要です。

 

2025.6.11 中庭の勧め

最後は三次市でつくった平屋住宅。こちらはコの字型の中庭でフルオープンサッシで内外がつながった開放的な空間にしています。料理をしながら中庭を眺める暮らしはちょっと憧れますよね。コの字型は間取り上無駄も少なく、大きい中庭が可能ですが、一面は壁がないのでお隣さんとの関係性に注意が必要です。

他にもまだ事例はたくさんありますがこのくらいにしておきます。よくお施主様がハウスメーカーや工務店では中庭は高いから無理や、施工的、性能的に難しいと言われたと聞くのですが、全体予算や求める住宅の要望を把握できれば簡単に実現できます。中庭は何より、カーテンを開けっぱなしにして光や風を存分に取り込めるのが魅力です。ぜひ一度中庭住宅を検討してもらえれば幸いです。

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