熊野町で進めている現場もいよいよ仕上げ段階です。リビングは床下げにしてグランドラインに視線が近づくようにして空間にちょっと変化を与えています。そしてTVを置く壁面に今回はケイミューのソリドという板材を張ってみました。これはセメント材を成型した板材で、素材が本物なので質の高い空間に寄与してくれます。なのに他の材と比べて安価な価格設定という、物価高騰時代にありがたい素材です。設計事務所はとかく本物にこだわりますので、うってつけかなあと思っています。意図的に色や模様を操作していないので一枚一枚表情が違うのもいい感じです。裏には間接照明を仕込み落ち着いた空間へと仕上げていきます。早く仕上がった姿をみて見たいものです。