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時間帯を変えて再び現地へ
今日は現在計画中であるとある敷地に再び訪れました。目的は敷地に落ちる日影の時間の経過による変化とまとまりつつあるプランの現地での確認です。
前回は午前中に伺いました。今回は夕方4時。今回は敷地西側に山がそびえたっていたので西日になる時間帯の日影の敷地に対する影響を確認するためにあえて二回にわけていきました。実際に敷地に立ってみると夏の時期である今でも午後4時ごろには日影が敷地に差し込んできます。これは太陽高度の下がる冬季ならこの時間帯はもっと敷地は日影になってしまうという事を表します。この事実を体で感じる事が大切です。そうする事でこの敷地ならではの冬季の寒さ対策を建物の工夫一つで対策へとつながるのです。広大な敷地だからとどこでも成り立つ建物にするのではなく、広大な敷地の中にある独自の特性を読み解き、それを活かした建物に計画する事は大切だと思います。時代は普遍性ではなく固有性、地域性に流れている中で今回の計画はそれにこたえる一つの建築手法になる、、、なんてマニアックな事を一人敷地にたたずみながら考えております。相変わらず不審者です。(笑)