広島・山口でこだわりの注文住宅の設計を行う「T.N.A」の事務所コラムページです。

事務所コラム

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七月の最近

あいかわず模型をつくる日々。ボリュームを検討するために二案つくって比較。ん~、どちらもよい!(笑)

 

こちらは最近注目している素材です。いわゆる蓄熱材と呼ばれるもので太陽熱や暖房機器の熱をため込んで、一定温度以下になると放熱するという作用があります。蓄熱素材は住宅ではまだまだ未発達であまり注目されてませんし、具体的な効果を検討する方法は公になっていません。しかし、近年のエコを考えている人は注目しています。僕はよくお客様に、高気密高断熱は当たり前といいますが、僕はパッシブデザインという考えを意識していて、それには高気密高断熱はあくまでパッシブデザインのなかの一つのカテゴリーに過ぎないと考えられているようです。それを基本としながらもっと建物の周りに存在する自然の力を利用する事が肝とされています。

ちょっと脱線しますが、近年の建築は柱があって屋根があるという当たり前の構造システムからの脱却をめざし、斬新なボリュームの建築が増えています。その先に20世紀の建築を超える新しい形を模索しているように見えます。僕もそれには一定の賛同意見がありますが、その形に意味があるかどうかがすごく重要だと思います。単に斬新なだけで良いならショッピングモールのような建築だけで21世紀はつくられていきます。そうではない重要な意義を見出すかどうかがぼくは大切だと考えています。

その中で最近僕は、このパッシブな発想からつくられる建築は一つの未来型の建築になりそうな気がしています。建築家の三分一さんはそういう意味で僕の大好きな建築家のおひとりです。工業の発達が生み出した20世紀型建築に対して、環境を重視した21世紀の中でそういった発想は大きな潮流にならないかなと僕は考えています。極論を言えば建築はもはや形には意味をなさず形が生み出す空間のみに意味が見出されるようにならないかなと、、、。

ちょっとどころかかなり脱線してしまいました。最近大物建築家が世間でクローズアップされているせいか、つい熱くなってしまいます。(笑)

<a href="http://blog-imgs-72.fc2.com/d/e/s/designofficetna/1436957207905.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-72.fc2.com/d/e/s/designofficetna/1436957207905.jpg" alt="ddd" border="0" width="960" height="1280" /></a>

最後にもう少しで完成する椅子の写真です。ん~待ち遠しいばかりです。自分が使うわけではありませんが。また完成したらアップしたいと思います、、、。

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