広島・山口でこだわりの注文住宅の設計を行う「T.N.A」の事務所コラムページです。

事務所コラム

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気密測定

本日二回目の更新。お昼から倉敷市の現場へ。この住宅は高気密高断熱の性能とデザインの両立を試みています。この日は気密測定をしました。お施主さんも立ち会いながらドキドキの測定です。気密というのは簡単にいうならお家の隙間がどのくらいあるかを示す指標です。小さければ小さい程隙間が少なく気密性能が高いという事になります。C値1.0くらいで高気密といえます。測定は下地の気密処理ができた段階でします。こうする事で、気密が取れていない時に原因がわかりやすく、かつ仕上げ材がないのでより純粋な気密処理の性能がわかります。

 

 

余談ですが、僕たち設計事務所がつくる住宅は複雑な形をしているので高気密を謳っている工務店さんよりも気密を確保するのが難しいのです。そして気密は現場の職人さん、特に大工さんの腕、知識、経験が大切です。大工さんは気密処理に長けた方だったのでさすがしっかりとした施工をされていました。しかし、測定はドキドキです。

 

いざ測定開始、、、。結果はC値0.7でした。1.0を目標だったので十分すぎる結果でした。これに石膏ボードや壁紙が張られるのでもっとよくなります。最終的には0.5くらいまではいきそうです。

 

十分すぎる結果に満足と安心をしました。ひとえに現場の方の努力につきます。デザイン性などを排除すればもっと下を目指すことが可能ですが、このお家はあくまでも性能とデザインの両立。そしてコストコントロールをする事。大工工事もいよいよ折り返し地点です、、、。

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